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1: 名無しさん 2016/05/06(金) 07:19:28.11 _USER9

ピンチケ――アイドルのライブ会場において、マナーを無視して暴れる若者集団のことである。日刊SPA!ではこれまでもピンチケの動向に目を光らせてきたことは、過去の記事「【古参vsピンチケ】アイドルファンの間で深まる対立構造」、「アイドルライブにエロい女ヲタたちが出没」でもお伝えしたとおり。そして、活動をさらに先鋭化させたピンチケは「厄介ピンチケ」と呼ばれ、全国で猛威をふるっている。しかし、そんな厄介ピンチケも今は大きな曲がり角を迎えているようだ。

 事の発端は、4月29日のニコニコ超会議(幕張メッセ)で勃発した。私立恵比寿中学(エビ中)のパフォーマンス中、スコーンなるニックネームで知られる男が暴走。警備員とすったもんだの挙句、流血騒ぎにまで発展したという。一体、現場で何が起こったのか?

「スコーンは、アイドル現場で非常に悪名高い迷惑行為常習犯。エビ中を皮切りに、様々な運営から出禁を言い渡されている。さらにはAKB48team8の会場でも裸になって暴れ、強制退場させられたことも。彼は『動物園界隈』という集団に属しているのですが、ここは『ぶるーれい軍団』、『極めて異常』、『黒羊』と並んで“厄介ピンチケ四天王”と呼ばれている。共通のTシャツを着用しながら周囲を威嚇するため、多くのファンから忌み嫌われているのです」(エビ中ファン)

 動物園界隈と呼ばれる軍団はニコニコ超会議前日から酒を飲んでおり、当日も会場の女性客を執拗にナンパ。そのため、ライブ前から運営サイドに多くの苦情が寄せられていたという。そして、エビ中のステージが2曲目に突入したときのことだ。暴れまくるスコーンは警備員による再三の注意にも耳を貸さず、それどころか相手に喰ってかかった。

 厄介ピンチケにとって普段と勝手が違ったのは、警備員がBONDSだったことだろう。BONDSとは超武闘派で知られる最強セキュリティ集団。全国から腕自慢の不良が集まる地下格闘技団体・THE OUTSIDERで睨みをきかせるほか、多数の危険極まりないイベントで猛者たちを黙らせてきた。格闘技経験者や現役格闘家が数多く在籍しており、見るからに屈強な肉体の持ち主ばかり。首までガッツリ刺青が入った者もいる。そんなBONDSがニコニコ超会議に呼ばれるという状況は、ローリング・ストーンズがヘルズ・エンジェルスに警備を依頼した出来事(オルタモントの悲劇)を連想させるに十分だ。

 一部から“アイドル界の半グレ集団”と恐れられていた厄介ピンチケも、しょせん“本物”の前ではもやしっ子に過ぎなかった。「すわっ、厄介ピンチケVS最強バウンサー軍団の頂上対決か!?」という周囲の心配も杞憂に終わる。後ろから羽交い絞めにされて連れ出されたスコーンは、途中の柵で足をつまずかせて頭から床にダイブ(自爆)。これで血まみれになって逆上したのか、なぜかさらにBONDSに突っかかる。BONDS職員が背後から懸命に抑えつける中、チョークスリーパーが極まってしまい、スコーンは無残にも失神したという。まさに自業自得である。

「この一件は、瞬く間にTwitterや2ちゃんねるで拡散されました。多くのアイドルファンが厄介ピンチケにフラストレーションを感じていたので、BONDSに対しては“よくやった!”と称賛の声が溢れかえった。これは極めてレアなケースでしょうね。観客と警備員が揉め事になる場合、多くは警備員が糾弾されますから」(前出・エビ中ファン)

 たしかにネットの声を拾ってみると、「やりすぎでは?」という声もあるものの、多くはBONDSに対して好意的な意見。「BONDSさん、このまま民度の低いヲタクを消し知ってください」、「BONDS側はセキュリティとしての仕事をしただけでしょ? むしろ逆ギレして暴れたあげく自分の不注意で流血してる方がアホでしょ?」、「オタイベントにBONDSが呼ばれるのは、普通の警備員だとナメて言うこと聞かなかったり逆ギレするような厄介オタがいるからでしょ」、「TIF(国内最大級のアイドルイベント)もBONDSに頼めば良いんじゃない?」といった調子で、「いいぞ、もっとやれ!」と喝采を送っているようなのだ。

 パンクやラウド系ロックなどのライブ会場でも、ファンが警備員とトラブルを起こすケースはある。だが厄介ピンチケがそれらと異なるのは、トラブルの一部始終をわざわざSNSで発信している点だ。そこには「オラつく自分たちを見てほしい」といった一種の自己顕示欲が感じられる。爆音を浴びているうちに高まるというより、マスターベーション的な行動原理に基づいているのだろう。

「動物園界隈のメンバーは、“こんな会社がイベントのセキュリティをし続けていたら長期的に見ると間違いなく集客も減るはず”などと事件後もTwitter上で吠えていました。どの口が言うのかっていう感じですよ。実際、厄介ピンチケがいるおかげでライブを避ける女性ファンも相当数いますからね」(前出・エビ中ファン)

◆BONDSの現場統括責任者が語る事件の真相

 これまでBONDSがアイドル系のイベントを担当することはあまりなかった。

 逆に多かったのは、地下格闘技やアウトローが集まるクラブイベントなどの「リスクの高い現場」。そこでは、「流血騒動やトラブルは日常茶飯事」だったという。


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「相手が刃物を向けてくることもあるし、集団で襲撃してくることもある。集団で向かってきて揉みくちゃになった場合、警備をしているのか乱闘しているのかわからない状態になってくるんですよ。そういう場合、さすがに警察を呼ぶことになりますけどね。でも、警察を呼ぶのは最後の手段にしたいというのが本音です。主催者側に迷惑がかかりますから」(BONDSの現場統括責任者)

 口頭で注意しても聞く耳を持たない。手を掴んで退場を促しても、殴りかかって抵抗してくる。残念ながら、そういった観客も中にはいる。では、どう対処するのが正解なのか? そこで警備会社の姿勢が問われてくると、BONDSの現場統括責任者は語る。あくまでも毅然とした態度を取らないとダメだというのだ。

「たとえばハローワークでオジサンたちを募集しているような警備会社では、現実問題、とてもじゃないけど対応できない……そういう危険な現場もあるんです。そこで、うちにお声かけいただくというパターンが多い。うちは現役の格闘家や元警察官、元自衛隊員が揃っていて、年齢的にも若い隊員が多いですから。トラブル対処も慣れていますしね。今はBONDSの名も売れてきたので、ファッション感覚で入りたいって言ってくる若い奴らも多いんです。だけど、一番大事なのは根性とか気合の精神面ですね」

 BONDS職員は各々が普段からジムで鍛え上げている上に、月に1回は本格的な護身術のセミナーを開催している。そこで刃物を持った相手への対処法などを徹底するのだという。まさに常在戦場。危機管理能力も抜群。イキがっているだけの厄介ピンチケとは、覚悟の量が違っていた。

「当たり前の話ですけど、お客様に対して殴る・蹴るの行為は絶対NG。今回だって“チョークスリーパーをかけて絞め落とせ”なんていう指導は会社としてもしていない。ただ、中には執拗に警備員へ暴れてくる方もいるわけですよ。そうした場合、相手が暴れて他のお客様にご迷惑をかけないように“制圧”する必要も出てくる。なので、今回の件も“行き過ぎた過剰防衛”という認識は持っていません」

 BONDSの基本的な姿勢は、同社を必要とするクライアント(=主催者)のニーズに応えて警備にあたるというもの。イベントによっては「立っているだけでいいよ」と言われることもあるし、「容赦なく締め出してください」と言われることもある。今回のニコニコ超会議に関しては、事前の打ち合わせ段階で「注意してもなお迷惑行為を働く人は、退場させてください」という要望があった。

 そういう意味で、BONDSは完璧に仕事を全うしたといえる。

「他のお客様の迷惑になるような行為に対し、警告を与える。それに対して反抗してくる人もいる。そこで相手の言いなりになっていたり、腰が引けちゃっていたら、それはもはや警備ではないですよ。席を案内するだけなら、係員でもできる。迷惑な人も制圧できてこそ、警備員ですから

 可愛い女のコに声援を送るだけのアイドル現場で、なぜこんな屈強な男たちに頼らざるをえないのか? おそらくではあるが、イベント主催者側も厄介ピンチケの暴走行為に業を煮やしたため、BONDSに警備を依頼したと推測される。BONDS統括責任者は「私たちもアイドルイベントに慣れていない部分があるのはたしかですが……。今回の一件がきっかけになって、業界はもちろんのこと、ファンの人たちも“警備とは何か?”という問題について改めて考えるきっかけになってくれれば幸いです。ご来場して頂いた皆様が、何事もなく安全に楽しんで帰って頂く事。それが警備を行った上で我々にとって一番の幸せ(使命感)なんです」と締めた。

 一方で厄介ピンチケもやられっぱなしで黙っているとは思えない。現に動物園界隈には、ジムで肉体を鍛え始めた者もいるという。「こうなったら、魔咲斗くん(ピンチケ最強と噂される猛者)に立ち上がってもらうしか……」と力なくつぶやく声もある。また、今回の事件を機に厄介ピンチケでは内ゲバが起こっているという情報もある。「アイドル戦国時代は終わった」とも一部で言われる中で、怒った今回の遺恨劇。憎しみが連鎖する血の抗争は、どのアイドルだって望んではいないはず。平和的な解決を望みたい。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160504-01104565-sspa-soci


引用元: 【アイドル】ニコニコ超会議2016で流血沙汰に発展…無法アイドルオタを恐怖のどん底に陥れた最強セキュリティ集団BONDSを直撃!

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