医龍―Team Medical Dragon (8)
著:乃木坂 太郎・永井 明

さて温めに温めまくった、荒瀬の話です。
しかし8話のタイトルからしておかしい。
この内容だと「奇跡を起こす2人の医師」だろ〜
荒瀬を忘れちゃ困る。

さて内容…
藤吉から紹介された腕の良い「臨床工学士」と、
待ち合わせたホテルで偶然、霧島軍司と出会った。

一方、伊集院は患者を実験台にした論文を書いた男など、
Team Dragonに入れるべきではないと、反対している。

そこへ、吸引麻酔薬でふらついた荒瀬が現れる。
見かねた藤吉は伊集院に、荒瀬を家まで送っていくよう頼んだ。
だが、荒瀬は家には帰ろうとせず、
伊集院を連れて、行きつけのバーに入り、
伊集院にも一杯15,000円の酒を勧める。

そこにはバーテンダーの山口香(奥菜恵)という女性がいた。
荒瀬の事を知り尽くしている人物…

荒瀬が高級な酒を飲んでいる時に、
荒瀬が「あのまっず〜いだし巻き卵、頂戴」
と言い山口が作り出す。
が、みりんが切れていてない…
「私、ちょっと買ってきます」
と言い残し、店を出る。
ほぼ、同時に店を出る伊集院。

コンビニの前に、人だかりとパトカーだ…
人だかりが出来ていて、なにかおかしい。
「この人、近くのバーの人じゃない」
その一言で目が覚める伊集院…
「ちょっとすみません…」
「香さん…」
「すみません。僕、医者です」

香の状態を見る伊集院、
どうやら拳銃の流れ弾に当たったようだ。

そこへ「どけっ」
荒瀬だ…状態を聞く荒瀬。
「店からテープ持ってこいっ」
「あと、石だ。早くっ」
「は、はぃっ」
石を多数持ってくる伊集院…
すると、荒瀬は石と自分のベルトを使って
「圧迫止血」をしている。

血は止まったが、このままではダメだと判断し、
救急車で「明真大学」へ搬送する事になった。

救急車の中で伊集院とともに処置に当たる荒瀬の脳裏に、
香との過去のさまざまな思い出がよぎる。
血圧も脈拍も微弱になっていく中、
香の口がかすかに動いた。
「聞いて上げて下さい、荒瀬先生。」

だが、荒瀬は耳をふさいで聞こうとせず、
伊集院に代わりに聞けと言う。
「金のために人を殺した医者などに、
最期の言葉を聞いてほしいはずがない」というのだ。
「今年は海に行こうな、海。あと映画も見なきゃな」
耳を近づけた伊集院に言葉を告げた直後、香は心肺停止する。

明真大学に到着すると、
朝田が待っていたかのように、扉を開ける。
オペ室まで今までの状態を伊集院に聞く朝田。
「大学到着30秒前に心停止、さすがに無理では…」
「勝手に決めつけるな、30秒という事は脳がやられるまで、
あと4分30秒もある。」

「出血は
「止血が早かったので、1000cc前後かと思ったのですが、
心停止したという事は、2000cc前後かと…」
患部を見ながら
心臓マッサージをほどこすと、
すぐにモニターの波形が表れた。
「なるほど、止血は早かったようだ。
しかしおそらく1000cc前後だろう」
「そんな、少ないのか」と驚く荒瀬…

すぐにオペ室へ運ぶよう看護師に言うが、
銃創を扱った医師は朝田しかいないと言われる
「居るだろう、ER(救急救命室)の本場、
米国帰りのスペシャリストが…」

なんとERの教授「鬼頭教授」を、
第一助手に付けると言う。
「私の腕に合うか、お手並み拝見といこうかしら

その頃、上から藤吉が見ている…
ミキが「どう
「銃創だ…」
「オンビートのまま、弾丸の摘出を行ってる」
「到着時に心肺停止状態、いくら朝田でも難しいか

荒瀬オペ室へ入ってきた…
「手術代は払えないわよ…」
「見学だ、気にすんな…」

すると見学だけだと言って手術室に入った荒瀬が、
麻酔医の作業にしびれを切らせ、自分が代わると宣言する。

「お前じゃ朝田とつりあわない…」
「お立ち台〜
「俺が全身管理をするという事は、
万に一つも間違いはない、メスだけに集中しろ
ただし絶対に助けろ

朝田の目の色が変わる。
「久しぶりに本気でやらせてもらえるって事か
「スコープ

ミキが驚く
「すごい、さっきよりスピードアップした」
藤吉も…
「と言う事はこの前のバチスタも、
全力じゃ無かったって事か
あっけに取られる2人…

(この場面はわざとスロー映像にしている)
「荒瀬は朝田と言葉を交わすことなく、
心臓の動きを見ながら全身管理をして、
それに合わせて朝田は、
的確な緩急を付けた動きをしている…」
「まさに最高の麻酔医と最高の外科医が、
患者の心臓の基点に繋がっている」

朝田と荒瀬の絶妙なコンビネーションで、
手術は無事成功…

オペ室から出てきた荒瀬に
「ジェット形成術で角度によって、
縫合の後も解らないようになるだろう」
安心したのか荒瀬は香について行く…

そこへ本日の目立ちたがり屋さん「鬼頭教授」が…
「あなたとオペをすれば、
Teamに荒瀬は入ると言った事が、これで解ったわ」
握手をして「荒瀬をよろしく」と言い去る鬼頭…
「あんたの腕、今までで最高のオペだったよ」
「あなたの腕は外科医の腕もかき立てるわ」

そして香の病室…
内科医・藤吉と荒瀬と香のみが居る。
「大丈夫、ここには世界一の内科医もいるから…」
「かおりちゃ〜ん、まただし巻き卵作ってくれよ。
俺、あれないと生きていけないんだよ」
荒瀬が涙を流しながら、香に言う。
まさか、荒瀬が泣くとは…
藤吉が2人きりにさせる為、部屋から出て行く。

「俺について来れた麻酔医はお前が初めてだ」
「俺について来れた外科医もお前が初めてだ」
「2人目のバチスタが決まったら教えろ」
「ギャラは今日の治療代だ」
五つ目のメダル獲得!
そして完璧な「Team Dragon」が結成された。

しかし、伊集院は荒瀬をTeamに入れる事を、
反対しているようだ。
そこで朝田が言う。
「荒瀬は自分の犯した罪が、
許されないのは1番解っているはずだ」
「だけどお前は、真っ白なままでいろ」
「そんなTeamも悪くない…」

教授室へ加藤ちゃんが「改革案」と、
メンバーが決まった事を報告しに来た。
しかし教授の反応は意外なものだった。
「他からの血を入れても良いと思うんだよね〜
「加藤ちゃん、生八つ橋好きだったよね
京都に優秀な人材を捜している系列病院が、
あるからそこへ行ってきて…」
「夏は暑いけどね…」

朝田が階段を上る、誰かが階段を下ってくる…
霧島軍司だ…
「俺は、明真大学の教授になる…」
なんと野口教授が次期教授に、
推薦しようとしているのは霧島だった…。

8話現在の「Team Dragonメンバー」…
執刀医・朝田龍太郎(坂口憲二)荒瀬には76キロと体重で呼ばれている。
第一助手・加藤 晶(稲森いずみ)教授に「加藤ちゃん」と言われる
第二助手・伊集院 登(小池徹平)ハリーポッター・真ん中分け・53キロと呼ばれる
看護師(器械出し)・里原ミキ(水川あさみ)同じく43キロと呼ばれたことがある
内科医・藤吉圭介(佐々木蔵之介)真面目な内科医・以前朝田に助けられた
麻酔医・荒瀬門次(阿部サダヲ)ERで腕はいいが、過去に問題がある…
臨床工学士・山田


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